人は[宿命]と[運命]を生まれながらにして背負っています。


 その[宿命]は変えることが難しいのですが、[運命]は自分の力で切り開いていくことが出来るのです。
しかしまた[運命]というものは目に見えない何ものかによって、良い方向にも悪い方向にも、影響を受けています。

 この世の中の出来事は、科学や医学 等で全てを証明できるものではありませんし、いくら努力しても自分の力だけではどうすることも出来ないときがあるのです。
 
 そのようなときに人は〝運〟が悪かったとあきらめてしまいますが、それこそが目には見えない、厄(やく)・ 障り(さわり)というものの悪影響なのです。

 人はそれぞれの価値観での[幸せな生活]・[幸せな一生]を送りたいと願っていますが、現実にはこういったものの影響でさまざまな病気や悩みを抱えてしまいます。
病気 や 事故 や 悩み事 のある人に、厄(やく)・障り(さわり)の悪い影響をうけてない人はいないと言ってもよいでしょう。


  では、その 厄(やく)・障り(さわり)を落とすにはどうすればよいのか?

 そのために加持(かじ)・ご祈願という《おはらい》があります。

 その問題解決のために、日々の業務を通じて私が神様との仲立ちとなり、厄(やく)・障り(さわり)を落として戴けるよう心を込めて神様にお願いし、加持(かじ)・ご祈願 という《おはらい》を行います。

 ただし、厳しい言い方をすると、[神様は今の自分が持っている力以上のものは下さいません]。
今まで埋(うず)もれていた自分の力を、より100パーセント近く発揮できる機会を与えて下さり、手助けして下さるだけなのです。
このことをよく理解し、神様にお願いしたことに関しては、
その ご神勅(しんちょく)を、よく守り、問題解決に向けての精一杯の努力を怠らないようにしましょう。

 ※神勅(しんちょく)とは、神のおつげという意味です。


 行事は、盛大(せいだい)かつ 厳粛(げんしゅく)に斎行(さいこう)されなければいけません。
〝 盛大に 〟ということは解りやすく一言で言うと、ご神前が参拝者で一杯になることです。

 そもそも、行事( お祭り )とは一体何か? どういう意味があるのか?
それは、人間が神様を 〝 ご接待する 〟 ということなのです。


 当教会では日頃の参拝を強制しません。しかし行事に関しては別です。
行事の折には、たとえその時にお参りする用事がなくても、ご神前で手を合わせなくてはいけません。
それが戴いた御神徳に人間が報じ奉るための最良の方法なのです。
 
 行事への参拝に 遠慮 や 躊躇 をしてはいけません!

〝 厳粛に 〟ということは私達、神道教師が行事に臨む心構えとして、何ヶ月も前から細心の注意を払い準備を進め、当日はご神前を弁備(べんび)装飾し、お供え物を整え、正統で美しい装束を身に着け、正しい作法にて滞ることなく、心を込めて祭儀をご奉仕するということです。

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